公益社団法人有機合成化学協会 SSOCJ - The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan

豊かな明日を創る有機合成

第107回有機合成シンポジウム2015年【開催報告】

第107回有機合成シンポジウム2015年【開催報告】
主催 有機合成化学協会/
共催日本化学会、日本薬学会、日本農芸化学会
日時 [終了]平成27年6月9日(火)~10日(水) 
会場 慶應義塾大学薬学部マルチメディア講堂
http://www.keio.ac.jp/ja/access/shiba.html
[〒105-8512 東京都港区芝公園 1-5-30]
交通 都営地下鉄三田線「御成門(A2出口)」より徒歩2分、またはJR浜松町より徒歩10分

プログラム

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開催報告

有機合成シンポジウムは年に2回開催され、大学のキャンパスを会場とし、120人程度の参加者規模で2日間にわたって行われる学会である。今回は慶應義塾大学薬学部芝キャンパス、マルチメディア講堂において開催され、計36演題が発表された。

本シンポジウムでの講演は一演題につき20分で、博士課程の学生や助教、准教授の方々をはじめとする比較的若手の方が演者となる場合が多い。演題は反応開発や機能性分子、天然物合成など多岐にわたっており、各研究室で現在取り組んでいる研究について情報収集することができ、また、実際の現場の担当者から直接話を聞ける貴重な機会といえよう。

有機合成化学協会が毎年主催するもうひとつの学会に「有機合成化学講習会」があるが、こちらは研究室を主宰する教授が演者であることが多く、研究室レベルでのまとまった成果について話されることが多い。また、有機合成シンポジウムの参加者の多くは大学関係者であり、一方の講習会の参加者は企業研究者が中心であることも対照的である。

有機合成シンポジウムへ参加する企業研究者は比較的少ないのが現状であるが、彼らの中には大学時代に有機合成を学び、現在はそれを背景知識として活用しながらさまざまな分野で研究に取り組まれている方も多い。彼らにとって有機合成化学は目的ではなく手段へと変化しており、合成以外の知識を身につけることに日々追われることが、有機合成シンポジウムのような学会から足を遠のかせる一因といえるかもしれない。しかしながらそういった方々にとっても、日々の研究において最も頭を悩まし、苦労することの多いのが有機合成ではないかとも思う。学会に参加して偶然、自分の研究のヒントを得るような幸運はそうそうあることではないが、それでも、多岐にわたる分野をカバーし、多くの合成スキームが示される本学会において、合成のヒントにめぐり合う可能性は比較的高いように思うし、何より多くの企業研究者がかつて学生時代に目的として取り組んでいた有機合成を新鮮な気持ちで見直すことは、自身の研究にとって無駄な時間にはならないように思う。今後、本シンポジウムについても企業からの参加者が増えることを願う。


<2015年度事業委員会委員>
(第一三共株式会社・中村 毅)
<会場担当協力委員>
(慶應薬 庄司 満)


その他,当日の会場の様子

申込先・問合せ先

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5
  • 公益社団法人有機合成化学協会「シンポジウム係」
  • TEL.03-3292-7621 FAX.03-3292-7622
  • e-mail:syn.org.chem@tokyo.email.ne.jp
ページ更新日
2015年07月07日