公益社団法人有機合成化学協会 SSOCJ - The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan

豊かな明日を創る有機合成

第110回有機合成シンポジウム2016年【秋】:[開催報告]

第110回有機合成シンポジウム2016年【秋】:[開催報告]
主催 有機合成化学協会
共催  日本化学会、日本薬学会、日本農芸化学会
後援  早稲田大学理工学研究所
日時 [終了]平成28年11月10日(木)~11日(金) 
会場 早稲田大学国際会議場
[〒169-0051 新宿区西早稲田1-20-14 ]
交通 東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩約10分
研究発表形式 ①ポスターのみ:20件 [ショートオーラル2分]
②オーラル&ポスター:40件 [質疑応答時間を含めオーラル15分]

プログラム

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開催報告

1日目

有機合成シンポジウムは、春と秋の年2回、平日の2日間にわたって開催される学会です。第110回となる今回は、平成28年11月10日(木)~11日(金)に、早稲田大学国際会議場を会場とし、口頭発表34件、ポスター発表16件の計50演題が発表されました。口頭発表は、一演題につき15分(発表13分、質疑応答2分)ですが、2日目午後に、口頭発表者を含めた全発表者がポスターセッションの形で一堂に会し発表するため、講演会場で質問しきれなかった内容を演者に詳細に聞けるのが、秋のシンポジウムの特長です。

1日目は、10時から18時30分まで、26件の口頭発表が行われました。新規反応の開発や天然有機化合物の合成に関する最新の研究発表が、1セッションあたり3~4件行われ、非常に活発な討論がなされました。質問時間が限られていたため、セッション間の休憩時間中に発表者に質問している参加者も見受けられました。

ミキサー会場にて

1日目の発表がすべて終了した後、会議場上階の会議室において、発表者と参加者の交流を目的としたミキサーが行われました。有機合成シンポジウムは、これまですべ て東京で開催してきました(過去の1回を除く)。しかし次回の第111回シンポジウムは、平成29年6月8日(木)~9日(金)に、岡山大学で開催されることが決定しています。そこで、第111回有機合成シンポジウムの(岡山大学側)実行委員のおひとりである依馬正先生(岡山大)から乾杯のご挨拶をいただき、ミキサーが始まりました。岡山開催に対する依馬先生の意気込みは一方ならず、参加者の多くが岡山で発表したい、と感じていました。ミキサー中は、口頭発表の雰囲気さながらに、会場各所で演者等を囲んだ熱い討論が繰り広げられていました。まだまだ議論は尽きないようでしたが、最後に加藤昌宏事業委員長(中外製薬)の一本締めで本ミキサーが終了しました。

2日目

2日目はあいにくの雨模様となりましたが、予定通り口頭発表のセッションから開始され、その後、ポスター発表のショートレクチャー(1件につき2分)が行われました。それぞれ簡潔に研究成果がまとめられており、良いリズム感で聴講することができました

昼食休憩をはさんでから、口頭発表のセッションの後、全発表者によるポスターセッションが行われました。これは参加者が発表者と直接ディスカッションできる場であり、秋の有機合成シンポジウムの特徴となっています。とても活発な議論で、ポスター会場は大いに盛り上がりました。

受賞講演

「平成27年度有機合成化学協会賞(技術的なもの)受賞講演」 平成27年度有機合成化学協会賞(技術的なもの)受賞講演
「選択的SGLT2阻害剤ルセオグリフロジンの創製」
(大正製薬(株)医薬研究本部化学研究所化学第2研究室室長)柿沼浩行


特別講演 特別講演
「α、β−不飽和カルベン活性種の簡便な発生法とその利用」
東京工業大学理学院教授/現有機合成化学協会副会長)岩澤伸治


シンポジウムのとりとして、柿沼浩行先生(大正製薬)による平成27年度有機合成化学協会賞(技術的なもの)受賞講演、ならびに岩澤伸治先生(東工大理)による特別講演が行われました。いずれの講演も素晴らしいケミストリーが披露され、聴衆は大変満足して聴き入っていました。

ポスター発表優秀賞

本シンポジウムでは、優秀なポスター発表を行った学生会員に対し「優秀ポスター賞」を設定しています。今回もシンポジウムの最後に、以下の6名の学生さんに実行委員長・細川誠二郎先生(早大理工)から賞が授与されました。受賞されたみなさんは、是非とも今後の励みにしていただきたいと思います。

O-01 中村悠さん(東医歯大生材研)/ O-17 野村俊宗さん(名大院創薬)
O-18 林大貴さん(東工大院理工)/ O-26 小島正寛さん(東大院薬)
O-31 大津寄 悠さん(京大化研)/ P-02 原田峻弥さん(東京理大院総合化学)

そして、事業委員会副委員長・砂塚敏明先生(北里大生命科学研)より閉会の辞が述べられ、今年も本シンポジウムが成功裏に終了しました。 このように、有機合成シンポジウムは発表者も参加者も大いに刺激を受けることができる、とても有意義な学会です。学生も企業の方も、もちろん大学人も今後とも奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。

<シンポジウム実行委員>
(高尾賢一(慶大理工)/ 庄司 満(慶大薬))


申込先・問合せ先

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5
  • 公益社団法人有機合成化学協会「シンポジウム係」
  • TEL.03-3292-7621 FAX.03-3292-7622
  • e-mail:syn.org.chem@tokyo.email.ne.jp
ページ更新日
2016年11月18日