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【研究部会員限定】「ニューモダリティと有機合成化学」第2回勉強会  終了しました

日時
2019年10月04日(金)13:30~18:00(18:00~19:30情報交換会 )※受付開始 12:30~ 
場所
化学会館7Fホール [〒101-0062 千代田区神田駿河台1-5 ]
交 通: 御茶の水駅下車,徒歩3分
主催
有機合成化学協会

「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会は、7月現在、58名の個人部会員、22社の法人部会員にご登録を頂いております。去る7月に開催されました第1回勉強会には、約70名のご参加をいただきました。
この度は、7月に引き続き「ニューモダリティと有機合成化学」を考える上で、重要な取り組みをされておられる講師の方々をお招きし、第2回勉強会を開催いたします。また、勉強会の後、講師の方を交えての交流会を設定させていただきます。本研究部会は、参加者の皆様へ勉強の場を提供させていただくものであると同時に同業、異業種問わず、参加者間での情報交換、人脈・ネットワーク作りにもご活用いただけますので、積極的にご参加いただければと思います。研究部会員の皆様のご参加をお待ちしております。

演者、講演概要のご紹介

※受付開始12:30~(変更となりました) 

【勉強会】講演(於;化学会館7Fホール)【交流会】近隣施設(明治大学カフェパンセ)

司会進行 : [ 松嶋 雄司 (アステラス製薬㈱研究本部モダリティ研究所機能分子研究室室長) ]

13:30~13:35 
開会挨拶 :[ 中村 浩之(東京工業大科学技術創成研究院化学生命科学研究所教授)]
※下記の時間は質疑応答を含む / 敬称略

① 13:35~14:35 座長: [ 辻 尚志 (㈱ニイタカ基盤技術研究室室長)]

「リポソームとDDS創薬」
奥 直人(帝京大学薬学部  教授・薬学部長)

  • 近年、中分子や高分子薬剤、DDS製剤など創薬が多様化している。リポソームはこれまでDDS創薬の基材として研究され用いられてきたが、ここ数年でもRNA干渉を目的とした創薬、肺疾患の吸入薬、効率的ながん治療など、新たなDDS創薬基盤として応用されている。長年リポソーム研究に携わったものとして、リポソームの利点や各種疾患の診断、治療などへの応用可能性について、我々の研究を中心に述べたいと考えている。

② 14:35~15:35 座長:[ 山川一義 (富士フイルム㈱ファインケミカル事業部兼R&D統括本部シニアアドバイザー)]

「DDS(Drug Delivery System)と有機合成化学との連携」
菊池 寛 (株式会社LTTバイオファーマ 取締役・湘南研究所長)

  • DDS(Drug Delivery System)技術のうち、コンジュゲート医薬、表面修飾蛋白などは、有機合成化学による創薬が既になされている例であるが、演者が永年関わってきた微粒子性DDS製剤領域でも、合成化学との連携が欠かせない(こちらでも既にPEG脂質やポリ乳酸グリコール酸共重合体の例がある)。例えば、リポソーム医薬品は世界で既に19品目が上市されており、臨床試験中のものも多いので、今後もその数は増え続けると予想されるが、更に発展させるためには、新たな機能を有する機能性材料が必要であり、合成系研究者の積極的な参入を期待している。

③ 15:50~16:50 座長:[ 藤本ゆかり(慶応大学理工学部化学科教授)]

「機能性高分子の精密設計を基盤とする医療ナノマシンの創製」
西山 伸宏 (東京工業大学 科学技術創成研究院化学生命科学研究所 教授)

  • 合成高分子をプラットフォームとして、生理活性物質および標的指向性機能や環境応答機能といった任意の機能を位置選択的に創り込むことによって、生体内で高度な機能を狙いどうりに発現させることができる理想的な薬剤(ナノマシン)を開発することができる。本講演では、ナノマシンの設計理論と医療機器との融合によるイメージングや低侵襲治療への応用について紹介する。また、シンプルかつ高機能を実現するためのナノマシンの新規素材開発についても紹介したい。

④ 16:50~17:50 座長:[ 生頼一彦(日産化学㈱医薬品事業部執行役員・部長)]

「バブル-超音波による革新的薬物送達システム(BUS-DDS)」
丸山 一雄 (帝京大学薬学部 セラノスティクス学講座 特任教授)

  • パーフルオロプロパンガスをリン脂質で包み込んだリピッドバブル(LB)を開発した。LBを静注して、診断用超音波を照射すると、照射部位の血流造影ができる。また、LBに治療用超音波を照射すると、その強度に応じてオシレーションやキャビテーションを誘導することができる。例えば、担癌動物にLBと薬剤を同時に静注し、癌部位に向けて治療超音波を照射すると、LBのオシレーションによって血管壁が一時的に開口し、開口部から薬剤を癌組織内に放出し治療効果を高めることができた。このように、LBと超音波によって診断と同時に治療もできるセラノスティクスが可能である。講演では、バブル-超音波によるセラノスティクスについて、特に新しいデリバリーシステムについて紹介し議論したい。

閉会挨拶 :[ 代表幹事 :砂塚敏明(北里大学北里生命科学研究所教授)]

交流会【希望者のみ】(於;近隣施設) [18:00~19:30]

※勉強会後、講師の先生方との個別の質疑応答や討論等を会場を移動して行います。

参加 ※研究部会員【限定】

・勉強会(話題提供・講演)
・交流会【希望者のみ】¥2,000

参加申込

※「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会へご入会済の方へ、ご登録のメールにてお申込み方法をご案内いたします。

申込期間:申込締切 2019年9月19日(木)迄

定員:勉強会のみの参加 =100名 / 勉強会&交流会ともに参加= 70名

※キャンセルされる場合は、9月26日(木)までにお申し出ください。交流会へご申込の方は、9月27日(金)以降のキャンセルは理由の如何を問わず参加費をご納入頂きます。あらかじめご了承ください。

問合せ先

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5
  • 公益社団法人有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」勉強会係
  • TEL.03-3292-7621 / FAX.03-3292-7622
  • e-mail:tokyo.email.ne.jp