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トップドラッグから学ぶ創薬化学

有機合成化学協会 編
B5判・216頁・定価:本体3,400円+税
(株)東京化学同人 発行

数十年間にわたり世界の医薬医療に多大な貢献をしてきた日本発医薬品開発の歴史を辿り、それぞれの医薬品の存在価値とそれらの開発におけるケミストリーの貢献を明らかにする意義は大きい。
疾患の原因となるターゲット分子の同定や分子レベルにおける治療法のコンセプト創出、そして薬物設計の提案には、複雑な構造をもつターゲット分子と生物活性物質との立体化学的な相互作用の理論的解釈が今まで以上に重要となる。まさに立体化学的な相互作用に精通し、かつ“つくるべきもの”だけを迅速、効率的に合成することができる有機合成化学の研究者の出番である。有機合成研究に携わっている学生や大学院生に創薬の醍醐味を知っていただき、また現役の若手創薬研究者に有機合成化学に奥深い重要性を理解していただけるものと信じる。