イベント - 協会本部 –
多様性推進シンポジウム【2022年9月15日(木)】対面&オンライン開催 終了しました
- 日時
- 2022年9月15日(木)16:00~17:30
- 場所
- 参加費: 無料
開催方式:会場 および オンライン (Zoom)
定員:500名
- 主催
- 有機合成化学協会
共催:日本化学会、日本薬学会、日本薬学会医薬化学部会
当協会では本年度多様性推進WGを立ち上げ、将来に向けた発展を目指して議論しております。その一環で、多様性推進に関し先進的な活動と積極的な発信を続けておられる大隅典子先生をお迎えし、ご講演を頂きます。奮ってご参加下さい。
ダウンロード:多様性推進シンポジウム ポスター[PDF:300kb]
参加費
無料 ※会員・会員以外を問わず、どなたでもご参加いただけます
プログラム
「Connecting the dots: 多様性がなければ創造性は生まれない」
大隅 典子先生 東北大学副学長(広報・ダイバーシティ担当)
Apple創業者Steve Jobsの有名な言葉に”Connecting the dots”というものがある。私が初めて聞いたのはスタンフォード大学の2005年の卒業式スピーチ。「後から振り返ると、以前の経験と経験が結びついていることがわかる」という意味で、例えばJobsがリード・カレッジを中退した後も、カリグラフィーの講義に忍び込んでいた、というエピソードが、Appleの美しいフォントに繋がる。実はこの”Connecting the dots”には、もう1つのバージョンがあった。やや長いが引用しよう。
“Creativity is just connecting things. When you ask creative people how they did something, they feel a little guilty because they didn’t really do it, they just saw something….And the reason they were able to do that was that they’ve had more experiences or they have thought more about their experiences than other people. Unfortunately, that’s too rare a commodity. A lot of people in our industry haven’t had very diverse experiences. So they don’t have enough dots to connect, and they end up with very linear solutions without a broad perspective on the problem. The broader one’s understanding of the human experience, the better design we will have.” – Steve Jobs
組織や社会における多様性は、ジェンダーのみならず、出身大学、エスニシティ、障害の有無や様態など多岐にわたる。多様性を認めることは、創造性の源である。現在、日本でも注目され始めている「ジェンダードイノベーション(生物学的・社会学的性差に配慮したイノベーション)」や、その根幹を成す「ジェンダードリサーチ」もまた、ジェンダーという多様性のある視点を取り入れることを目指している。
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”
多様性を認めることの重要性は、今すぐにはわからないかもしれないが、きっと将来、振り返ったときにわかるはず。今はただ信じて前に進んでいこう。
問合せ先
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- 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館
- 公益社団法人有機合成化学協会「多様性推進シンポジウム」係
- TEL.03-3292-7621 / FAX.03-3292-7622
- e-mail:syn.org.chemtokyo.email.ne.jp