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【関東支部】2023年度若手研究者のためのセミナー<ハイブリッド>  終了しました

日時
2023年8月5日(土)13:15~17:00 会場参加とオンライン同時配信(Zoom)のハイブリッド形式で実施します。
場所
会場参加:東京大学薬学系総合研究棟2階講堂【〒113-8654 文京区本郷7-3-1】オンライン:Zoom
主催
有機合成化学協会関東支部
<ご参加のみなさまへ>

7/31(月) 夕刻(PM5時前後)に、会場参加およびオンライン参加の登録者全員に、当日の案内をメールでお送りしました。
もし届いてない場合は、syn.org.chem@tokyo.email.ne.jp まで、その旨をご連絡ください。
その際、gmailを今回ご登録の場合で、gmail以外で連絡可能なアドレスがある方は、そのメールアドレスも合わせてご連絡ください。

会場アクセス

①都営地下鉄「大江戸線」本郷三丁目駅4番出口より 徒歩約6分
②東京メトロ「丸の内線」本郷三丁目駅より 徒歩約8分
③都営バス=JR御茶ノ水駅(聖橋)より学07「東大構内」行き 龍岡門下車
★キャンパスマップ
(バス通りと反対側の西口玄関から建物にお入りください)

プログラム ※敬称略

13:15開会のご挨拶 大和田 智彦(東大院薬)

(1)[13:20~13:50](座長:大和田 智彦(東大院薬))

「EDA錯体を利用した新規可視光駆動型ラジカル反応の開発」
(学習院大学理学部助教)内倉 達裕

Electron donor acceptor (EDA)錯体は、電子豊富-電子不足な組み合わせの分子同士が近接することによって形成される可視光を吸収する錯体で、対応する可視光を照射することで一電子移動が進行するため、光触媒を使用せずに光酸化還元反応を起こすことが可能である。
本講演では、 EDA錯体を経由するラジカル生成を利用した、炭素–硫黄結合形成反応や、炭素–フッ素結合還元反応などについて紹介する。

(2)[13:55~14:25](座長:髙橋 慶太(富士フイルム(株))

「有機電子供与剤による還元的分子変換反応の開発」
(産業技術総合研究所触媒化学融合研究センター主任研究員)熊田 佳菜子

一電子移動による還元反応は、有機合成において最も重要な反応の一つである。これまでは、その還元剤としてナトリウムなどのアルカリ金属や遷移金属が広く用いられてきた。しかしながら、操作性、環境調和性に優れた反応を実現するためには、これらの試薬を用いない新たな方法論の開発が望まれている。今回我々は、非金属元素によって構成された有機電子供与剤による様々な還元的分子変換反応を見出したので、本講演ではこれらについて発表する。

(3)[14:30~15:00](座長:高橋 秀依(東京理大薬))

「マルスペリン類の全合成と低原子価チタンを用いた新規還元的カップリング反応の開発」
(明治薬科大学薬学部助教)松永 和磨

アセチルコリンエステラーゼ阻害活性化合物であるマルスペリン類の全合成研究を行った。鍵反応として新たに開発した低原子価チタンによるエポキシ-シアノヒドリン誘導体の分子内還元的環化反応により、特徴的な4員環部を構築後、マルスペリン A、および Bを含む5つの天然物の初の全合成を達成した。この合成で使用したシアノヒドリン誘導体と低原子価チタンから発生するチタンニトリルエノラートは、ホモカップリング反応など様々な反応に応用可能であった。これらの合成や反応の詳細について発表する。

~休憩(10分)~

(4)[15:15~15:45](座長:眞鍋 史乃(星薬大薬))

「有機合成化学による抗体の位置選択的修飾法AJICAP®の開発」
(味の素(株)バイオ・ファイン研究所マテリアル&テクノロジーソリューション研究所)藤井 友博

ADC(Antibody Drug Conjugate)はここ数年で上市品の数が急激に増加し、今後マーケットが更に拡大することが予想されている。従来のADCの製法は抗体のCysやLys残基に対しランダムに薬剤をコンジュゲートさせたものであり、満足な治療濃度域を達成出来ていない。そこで、演者らは抗体のFc部位に親和性があるペプチドを利用した抗体位置選択的修飾法(AJICAP®)を開発してきた。本発表ではAJICAP®による抗体修飾のcapability、AJICAP®を用いて合成したADCの評価結果、及びADC以外のバイオコンジュゲートへの適応について紹介する。

(5)[15:50~16:20](座長:五十嵐 淳(広栄化学(株))

「ワンポット-クライゼン転位/分子内アルドール反応を用いたLucidumoneの簡便合成」
(東京薬科大学生命科学部助教)川本 諭一郎

Lucidumone は五環性骨格を有する籠状メロテルペノイドであり、炎症反応の誘導において重要な役割を担うCOX-2に対し、選択的な阻害作用を示すことが報告されている。講演者は、クライゼン転位と分子内アルドール反応をワンポットで行うことにより四環性骨格を一挙に構築し、lucidumone の短工程かつ簡便合成に成功した。さらに、不斉転写型クライゼン転位へと応用することで、lucidumone の不斉全合成を達成した。

(6)[16:25~16:55](座長:早川一郎(日本大文理))

「架橋多環式天然物群の多様的合成戦略の発展」
(北里大学大村智記念研究所特任助教)千成 恒

テルペノイド天然物は生合成的に環化酵素による母骨格の構築を第一相とし、その後主に酸化酵素による位置選択的な酸素原子の導入を第二相として多様な構造が創り出される。近年の有機化学分野において盛んなC–H結合の直接的な変換反応の開発によって、テルペノイド二相系生合成に倣った合成戦略が展開されてきた。天然物の持つ母骨格に存在するC–H結合を選択的に変換することで、歴史的に用いられてきた化学と比べて官能基の相互変換の工程が削減でき、効率的に新たな化学構造的スペースの開拓が可能である。本講演では、セファロタン型ノルジテルペノイド類のC–H官能基化を用いた多様的全合成について報告したい。

17:00 支部長ご挨拶 関東支部長 草間博之(学習院大理)
    引き続いて、閉会のご挨拶 高橋秀依(東京理大薬)

定員・参加費

会場定員:120 名/オンライン配信定員:250 名
セミナー参加費(会員・会員外問わず):無料

  1. 事前予約制・申込締切日:7月26日(水) ※延長しました 7月30日(日)まで
  2. 予約申込者のみ会場参加が可能。当日受付は行いません。
  3. 質疑応答は会場参加の方からのみ受けさせて頂きます。
  4. オンライン視聴者は事前にご自身で「Zoom」視聴の環境設定を済ませるようにしてください。

※本セミナーでは、会期当日の録画ならびに後日視聴サービスはありません。
※最新情報ならびに詳細については協会HPでご確認ください。

参加申込

受信後、直ちに受付しました旨のe-mailを送信します。
※この受信(受付)メールが届かない場合、お手数ですが事務局あてにご連絡をお願いします。

申込先・問合せ先

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5化学会館
  • 公益社団法人有機合成化学協会「関東支部若手セミナー係」
  • TEL.03-3292-7621 FAX.03-3292-7622
  • e-mail:syn.org.chem@tokyo.email.ne.jp