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【研究部会員限定】「ニューモダリティと有機合成化学」 第10回勉強会  終了しました

日時
2023年11月27日(月) 14:00~18:45 定員:100名
場所
会場:ワイム貸会議室お茶の水
(東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル4F)
〔交通〕JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅 御茶ノ水橋口 徒歩2分
※オンライン配信はありません
主催
有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会

創薬の世界でモダリティの多様化が進む中で、新しいモダリティの創出・展開に有機合成化学が多面的に重要な役割を果たしています。
今回の勉強会では、各種モダリティにおける新展開として注目されている革新技術に焦点をあて3名の講師の先生方をお招きし、「siRNA核酸医薬品」、「標的タンパク質分解薬」、「自己集合体のケミカルバイオロジー」についてご講演頂きます。またプログラムの最後には講師の先生方を囲んだ交流・情報交換の時間を設けました。名刺交換していただくなどネットワーキングの機会としてご活用ください。
研究部会員の皆様のご参加をお待ちしております。

第10回勉強会・世話人:
井上将行(東大)、笹子滋正(日産化学)、角野元重(富士フイルム和光純薬)、長澤和夫(東農工大)

プログラム ※各講演50分(質疑応答含)/敬称略

司会: 井上 将行(研究部会幹事、東京大学大学院薬学系研究科)

 14:00~14:05 開会挨拶 : 研究部会代表幹事 砂塚敏明(北里大学大村智記念研究所 所長・教授)

14:05~14:55 講演(1) [座長] 角野 元重(研究部会幹事、富士フイルム和光純薬)
「新規モダリティーとしてのsiRNA核酸医薬品」
程 久美子 先生(東京大学大学院理学系研究科 准教授)

近年、コロナワクチンに用いられたRNAやDNAといった核酸を用いた医薬品の開発が急速に進展し、核酸医薬品は新しいモダリティーとして注目されています。本講演では、核酸医薬品の中でも、2018年に世界で初めて承認され、最近特に開発が期待されている小分子RNA(small interfering RNA, siRNA)医薬品について紹介します。その作用機序とともに、医薬品として承認されるまでの歴史、さらにはこれまでの医薬品とは異なる特徴、および開発の現状について概説します。siRNA医薬品の開発には遺伝子の塩基配列情報が必須であり、近年の次世代シーケンス技術の進歩に伴うパーソナルゲノム医療にも貢献できるモダリティ―です。

15:00~15:50 講演(2) [座長] 長澤 和夫(研究部会幹事、東農工大院工)
「神経変性疾患治療を目指した有機化学的アプローチ」
石川 稔 先生(東北大学大学院生命科学研究科 教授)

アルツハイマー病をはじめとする神経変性疾患は、これらの疾患の原因となるタンパク質が細胞内外で異常凝集することで発症し、認知障害や運動失調などの様々な症状を引き起こす難病である。これら疾患原因タンパク質は、阻害薬を探索するいわゆる「鍵と鍵穴創薬」では対応できないため、新しい創薬モダリティが求められている。本勉強会では、神経変性疾患治療を目指した演者らの取り組み、すなわち標的タンパク質分解薬や、溶解度に着目した創薬化学を紹介する。

16:00~16:50 講演(3) [座長] 井上 将行(研究部会幹事、東大院薬)
「自己集合体のケミカルバイオロジー」
上杉 志成 先生(京都大学化学研究所 教授/物質-細胞統合システム拠点 拠点長)

生物は煎じ詰めれば化学物質でできている。しかし、化学物質は生物ではない。化学物質はどの段階から「生物らしさ」を得るのだろうか。私たちの研究室では、「化学物質の自己集合」が化学物質と生物の境界の根幹だと考えている。細胞内には膜オルガネラ、非膜オルガネラ(液―液相分離体)、細胞骨格、クロマチンなどの自己集合体があり、生命を維持している。逆に考えれば、このような生物学的な集合体を、自己集合する小分子化合物によって模倣・制御できると想像できる。
この講演では、低分子化合物ライブラリーのスクリーニングから発見した自己集合小分子化合物を紹介する。これらの分子は、集合して初めて、細胞増殖、細胞接着、小胞体ストレス、免疫応答を制御する。その作用機序を分子レベルで理解することで、従来の小分子化合物では不可能な生物活性をもつ化合物の設計が期待される。

 16:50 中締め  井上 将行(研究部会幹事、東京大学大学院薬学系研究科)

(徒歩で会場移動)

17:15~18:45 交流・情報交換会(懇親会)

全員(講師+部会員+部会幹事)による交流・情報交換の時間(飲食あり、参加費ひとり2,000円)

 18:45 閉会挨拶

 

参加対象

本勉強会は「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会員(※)限定です。
※個人部会員、および法人部会員に所属する方(法人部会員1口あたり3名まで)
(本会年会費及び、研究部会費の未納がある場合は、ご参加いただけませんのでご注意ください。)

研究部会への入会は随時受付中です。こちらをご参照ください

参加費

部会員(個人、法人)は勉強会参加無料 (但し、協会年会費や研究部会費の未納がないこと)

懇親会の参加費は、一人2,000円(当日勉強会会場受付でお支払いください)

参加申込方法

研究部会員の登録アドレス宛てにお送りするメールに、「Web申込みフォーム」のURLリンクを記載します。そちらからお申込みください。
締め切り:2023年11月20日(月)
※ただし、定員に達し次第締め切りとさせていただきます。
※キャンセル・またはご登録内容の変更は、11月20日(月)までにお申し出ください。

お問合せ

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館 内
  • 公益社団法人有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」勉強会係
  • TEL.03-3292-7621 / FAX.03-3292-7622
  • e-mail:ssocj.or.jp