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【研究部会員限定】「ニューモダリティと有機合成化学」 第12回勉強会  終了しました

日時
2024年10月7日(月)午後
場所
東北大学青葉山キャンパス
〔交通〕仙台駅より地下鉄東西線「青葉山駅」(5駅、9分程度)下車)
※オンライン配信はありません
主催
(公社)有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会

創薬の世界は日々進化し、さまざまなモダリティが生まれています。その中で、有機合成化学が新たなモダリティの創出・展開において、多角的かつ重要な役割を果たしています。
今回の勉強会は、初の仙台開催になります。3名の講師の先生方をお招きし、「放射光の利活用」、「mRNAの薬物送達」、「人工分子による生体機能制御」についてご講演頂きます。希望者は、次世代放射光施設「ナノテラス」の見学ツアーにもご参加頂けます。またプログラムの最後には講師の先生方を囲んだ交流・情報交換の時間も設けました。名刺交換など、有意義なネットワーキングの機会としてご活用ください。
研究部会員の皆様のご参加をお待ちしております。

第12回勉強会・担当幹事: 石川稔(東北大院生命科学)、土井隆行(東北大院薬)、
永次史(東北大多元研)、眞鍋史乃(星薬大/東北大院薬)、山川一義(東大院理)、
湯本眞敏(富士フイルム)、和田猛(東京理大薬) [五十音順]

プログラム

見学の部

~ナノテラス見学参加者(希望者のみ・事前登録先着順)のみ~

12:40  青葉山駅「南出口1」集合 (→青葉山連絡バスで移動)

13:00~ 次世代放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)見学(事前登録者のみ、約30分)

 

講演の部 ※各講演50分(質疑応答含)/敬称略

会場: 農学系総合研究棟 1階 大会議室
(「青葉山駅」から徒歩約10分、上記リンク先の地図内、KエリアのK01)
★ナノテラス見学に参加せず講演から参加の方は、会場に直接お越しください。

14:00~ 開会挨拶 : 研究部会代表幹事 砂塚 敏明(北里大学)

14:05~ 講演(1) [座長] 湯本 眞敏(研究部会幹事、富士フイルム(株))

南後 恵理子 先生(東北大学多元物質科学研究所 教授)
「放射光で解く機能・構造相関:分子設計への貢献」

1960年代に日本における放射光の利用研究が始まって以来、放射光は物質科学や生命科学などの様々な研究分野で長きに渡って活用されてきた。今年度より、青葉山新キャンパスに設立された第4世代放射光施設NanoTerasuが運用を開始した。NanoTerasuでは高強度の軟X線を利用可能であり、物質の電子・化学状態解明が期待されている。また高いコヒーレンス性を持つ光であることから、従来よりも鮮明な画像が得られている。本講演では、生命科学分野におけるNanoTerasuの利活用を中心にご紹介する。

 

15:00~ 講演(2) [座長] 和田 猛(研究部会幹事、東京理大薬)

秋田 英万 先生(東北大学大学院薬学研究科 教授)
「RNA創薬を加速するLNP技術:細胞内環境に応答するDDSのデザインと応用」

昨今、人の遺伝子情報が安価に、かつ迅速に解析できるようになった。これらの情報を医療に生かすための新しい創薬モダリティとして、生体内で外来の蛋白質を発現させるための『メッセンジャーRNA(mRNA)』や、病気を引き起こす特定の蛋白質の発現を低下させることができる『小分子核酸』が注目されている。実際、核酸やRNA分子を基盤とした薬剤として、「オンパットロ®点滴静注」(2018年)や、新型コロナウイルスに対するRNAワクチン「コミナティ®筋注(ファイザー社)」、「スパイクバックス筋注®(モデルナ社)」(2020年)が相次いで承認された。これらの製剤における『くすり』の本体であるshort interference RNA(siRNA)や、メッセンジャーRNA(mRNA)が生体内で機能を発揮するためには、標的となる細胞の細胞質まで送達されることが必要である。上記の薬剤においては、脂質ナノ粒子(Lipid Nano Particle: LNP)が本目的のために利用されている。本講演では、これらの脂質ナノ粒子の設計デザインや製剤開発、今後の応用について我々の開発した材料と共に紹介したい。

 

16:00~ 講演(3)  [座長] 山川 一義(研究部会幹事、東大院理)

永次 史 先生(東北大学多元物質科学研究所 教授)
「生体機能制御を可能とする人工分子の有機合成とその機能評価」

有機合成化学は新規機能を持つ分子開発において必要不可欠な技術である。本講演では、生体機能制御を可能とする人工分子の設計・合成、及び合成した分子を用いた機能評価について述べたい。具体的には我々が長年取り組んできた、RNAを標的とした選択的化学反応の開発経緯について紹介する。さらにこれらの分子を用いたRNA構造検出技術への展開についても合わせて述べる。またこれらの研究を展開途中で発見した化学反応を用いた光反応を利用した新しいプロドラッグ法開発の試みについても紹介する予定である。

【徒歩で会場移動】

交流・情報交換の部

会場: Buddy’s Table(青葉山キャンパス内、青葉山駅そば)
(上記リンク先の地図内、Jエリア/J12の1F)
参加費: おひとり3,000円

17:30頃~19:30頃 交流・情報交換会

 

参加対象

本勉強会は「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会員(※)限定です。
※個人部会員、および法人部会員に所属する方(法人部会員1口あたり3名まで)

研究部会への入会は随時受付中です。こちらをご参照ください

参加費

部会員(個人、法人)は勉強会参加無料
(交流・情報交換会は、参加費おひとり3,000円を当日現地でお支払いください)

参加申込方法

別途、部会員向けにメールでご案内する申込ページからお申込みください。
(そのページ内にて、見学の部への参加希望有無も入力していただきます。
ナノテラス見学は先着順(最大50名)といたします。)

締め切り:2024年9月30日(月)
※締め切り延長しました

お問合せ

  • 有機合成化学協会 「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会 事務局
  • TEL 03-3292-7621、Email:ssocj-event@ssocj.or.jp