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「ニューモダリティと有機合成化学」第4回 公開講演会

日時
2025年7月7日(月) 13:00~19:35
場所
ワイム貸会議室お茶の水 Room AB(東京都千代田区神田駿河台2-1-20 御茶ノ水安田ビル4F)
[交通] JR「御茶ノ水」駅から徒歩2分
主催
主催: 有機合成化学協会、有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会
共催: 日本化学会、日本薬学会 / 後援: 日本農芸化学会

プログラム

※各講演時間には質疑応答時間を含む・敬称略

第Ⅰ部(講演会)
13:00~13:05 開会挨拶
砂塚 敏明(「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会代表幹事、北里大学学長・教授)
13:05~13:55

講演(1) [座長: 満田勝(中部大先端研究セ、研究部会幹事)]

井上 貴雄 (国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部長)
「核酸医薬開発の現状と今後の展望」

アンチセンス医薬やsiRNA医薬に代表される核酸医薬はRNAのレベルで生体を制御できる点が特色であり、急速に実用化が進んでいる。対象疾患としては、治療法に乏しい難治性疾患や遺伝性疾患に対する核酸医薬の開発が中心であるが、近年では脂質代謝異常やがんなど、対象患者の多い疾患に対する核酸医薬の臨床開発も活発化している。本講演では核酸医薬の基礎と開発状況をわかりやすく解説するとともに、核酸医薬開発における課題や今後の展望、最近のトピックス等を紹介する。

14:00~14:50

講演(2) [座長: 井上将行(東大院薬、研究部会幹事)]

鈴木 孝禎 (大阪大学産業科学研究所 教授)
「エピジェネティクス創薬の中で見出した低分子医薬の新展開」

私たちの研究グループでは、DNAの塩基配列の変化に依存しない遺伝子発現制御機構である「エピジェネティクス」に基づいた創薬研究を展開してきた。この創薬研究の流れの中で、標的酵素アイソフォームを時間に依存して選択的阻害する低分子化合物、タンパク質複合体を解離する低分子化合物、がん細胞選択的に作用する低分子プロドラッグなど、従来の低分子化合物には見られない特徴的な活性をもつ化合物を見出してきた。本講演では、これらの化合物を紹介しながら、低分子化合物のポテンシャルを探り、引き出すような議論を行う。

14:55~15:25 企業からの紹介 および 休憩
※参加企業[五十音順]:
味の素バイオファーマサービス 株式会社ジーンデザイン、東京化成工業株式会社、富士フイルム和光純薬株式会社、渡辺化学工業株式会社
15:25~16:15

講演(3) [座長: 角野元重(富士フイルム和光純薬、研究部会幹事)]

古市 紀之 (中外製薬株式会社 研究本部創薬化学研究部 グループマネジャー)
「細胞内タンパク質間相互作用を標的とした経口投与可能なペプチド創薬」

細胞内のタンパク質-タンパク質相互作用(PPI)は創薬標的として非常に重要だが、従来の低分子化合物や抗体医薬では十分にアプローチできない「細胞内難標的」が数多く存在している。本研究では、そうした標的に対する新規モダリティーとして、分子量1000-2000 程度の環状ペプチドに着目し、経口投与可能な薬剤の創薬プラットフォームを構築した。本プラットフォームにより、これまでアプローチが困難であった様々な細胞内難標的に対しての薬剤開発が期待できる。

16:20~17:10

講演(4) [座長: 湯本眞敏(富士フイルム、研究部会幹事)]

浜地 格 (京都大学大学院工学研究科 教授)
「タンパク質の選択的化学修飾とその展開」

タンパク質の化学修飾は、近年、創薬分野において大きな広がりを見せている。精製系でのタンパク質の部位選択的な修飾は、抗体薬剤conjugateの基盤技術として色々な戦略が提案され、応用に付されている。細胞やin vivoでのタンパク質化学修飾も、新しい方法論の開発が大きく進み、薬剤スクリーニング系、コバレントドラッグから核医学への応用、細胞工学への活用を基盤とした医療応用など、有機化学との融合分野での活発な研究が進んでいる。本講演では、我々の最近の成果を中心に、基礎的なアプローチからその展望までを議論させて頂きたい。

第Ⅱ部(情報交換・交流会)
17:35~19:35 情報交換・交流会(懇親会) 会場: 近隣レストラン

 

参加費

区分 参加費
第Ⅰ部 第Ⅱ部
一般 ニューモダリティ研究部会員(個人部会員・企業所属、 法人部会員) 4,000円 5,000円
ニューモダリティ研究部会員(アカデミア所属) 2,000円
有機合成化学協会会員[*1](企業所属) 5,000円
有機合成化学協会会員[*1] (アカデミア所属等[企業所属以外の方]) 3,000円
会員外 [*2] 15,000円
学生 (本協会学生会員、会員外とも) 無料 1,000円

*1) 本協会の個人会員(一般、シニア、永年、名誉)、および、本協会法人会員の企業等にご所属の方
*2) 共催学会個人会員の方は、本協会会員と参加費同額といたします。

参加募集定員

100名程度

参加申込

以下の専用フォームよりお申込みください。

申込締切:6月25日(水)

お問合せ

  • 有機合成化学協会・事務局
  • TEL: 03-3292-7621
  • e-mail: ssocj-event@ssocj.or.jp