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2022年度 有機合成化学講習会  終了しました

日時
2022年12月20日(火)13:30~
場所
ワイム貸会議室・お茶の水 Room A(東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル4F、
交通:JR 中央線・総武線「御茶ノ水駅」徒歩約2 分
https://waim-group.co.jp/space/ochanomizu/access.html
主催
主催 有機合成化学協会/共催 日本化学会、日本薬学会/後援 日本農芸化学会

テーマ
「フロー合成と電解合成の最先端、そしてデジタル有機合成への展開」

有機合成化学協会では、基幹化学工業、新材料、創薬や関連分野などで研究開発の第一線に携わる皆さん、また、将来そのような進路に向け研鑽を積んでいる大学院学生の皆さんが、深淵な基礎研究から、素晴らしい実用化事例まで、産官学分野における最近の動向や進歩をタイムリーに把握し、ご自身の研究に活用できるよう、有機合成化学講習会を開催して参りました。

今回の講習会は、フロー合成と電解合成の基礎と応用、そしてデジタル有機合成の考え方について、これらの分野を第一線で先導されている3 名の先生をお招きして、ご講義をいただきます。それぞれの研究分野の背景や関連する研究との比較、さらにはフィロソフィーなどを解説して頂いたのち、ご自身の最新の成果や産業上の応用例などについて、詳細にお話し頂くスタイルで、一般的な講演会とは趣を異にした企画です。
また有機合成化学協会では、「自由な発想にもとづく質問討論」、「分野、年齢、立場を越えた交流」、「人と人とのつながりから生まれる気づき・協働・発展」を重視し、本講習会では講演後に、講師の先生方を交えた情報交換・交流会を行っています。講師の先生方との討論に積極的にご参加いただき、また、情報ネットワークの構築・人脈作りにもぜひご活用ください。
(※但し、新型コロナ感染状況によっては、情報交換・交流会の開催方法を変更する可能性があります)
最新の有機合成化学と関連科学技術の知識・理解を深め、討論や交流を通じてご自身の研究に役立て、ポストコロナ時代に向けて活力をつけて頂ければ幸いです。多数の参加お申込みを、心よりお待ちしております。

プログラム

13:30~13:35 開会挨拶 本会事業委員長 長澤和夫(東京農工大学大学院工学研究院 教授)

(60 分・質疑応答含む)

13:35~14:35 講演(1)

座長: 宮本 和範(東大院薬)

「フローリアクターが革新する新たな有機電解合成プロセス」
跡部 真人 先生(横浜国立大学大学院工学研究院 教授)

  • 近年基礎化学品の生産手段として、有機電解合成への期待が高まりつつあります。これは電解反応が環境調和性や省エネに優れた反応プロセスであるとの認識が進んだことによるものと考えられます。本講演ではグリーン社会、そしてカーボンニュートラルの実現を見据え、演者らが先駆的に開発を進めてきたフロー電解技術を用いた有機電解合成プロセスについて紹介いたします。

14:45~15:45 講演(2)

座長: 髙橋 基将(富士フイルム(株))

「電解グリコシル化反応のオリゴ糖自動合成への応用」
野上 敏材 先生(鳥取大学学術研究院工学系部門 教授)

  • 電解グリコシル化反応は電解酸化によってグリコシド結合を形成する手法であり、1986 年に野依らによって最初に報告されています。演者らは電解合成が自動化に適した合成手である点に着目し、電解グリコシル化反応のオリゴ糖自動合成への応用に取り組んできました。本講演ではオリゴ糖自動合成の鍵となる電気化学的なグリコシル化反応中間体の発生・蓄積から、最近の電解グリコシル化重合を応用した環状オリゴ糖「シクロカサオドリン」の自動合成まで、研究開発の経緯やオリゴ糖合成の基礎と最新の手法とともにご紹介させて頂きます。

16:00~17:00 講演(3)

座長: 杉木 正之(味の素(株))

「フロー反応の活用によるデジタル有機合成の推進」
大嶋 孝志 先生(九州大学大学院薬学研究院 教授)

  • 有機合成化学への機械学習(ML)利用の取り組みが進んでいるものの、有機合成化学の多様性やデータの質と量の問題のため、その利用はいまだ限定的です。フロー反応はMLと親和性が高いため、これらの問題解決の切り札と期待されています。本講演では、有機合成(実験科学)とデータサイエンス(情報科学)の異分野融合を目指す「デジタル有機合成」におけるフロー反応の活用に関して紹介したい。

17:05~   情報交換・交流会

情報交換・交流会を実施予定

閉会 ご挨拶

本会事業委員会副委員長 高尾賢一(慶応義塾大学理工学部・教授)

参加申込方法

以下の専用フォームよりお申込みください。

受信後、直ちに受付しました旨のe-mailを送信します。

参加申込締切:定員30名

受講料(受講テキスト(各講師資料、PDFファイル)/消費税含む)

区分 一般(個人会員・法人会員) 学生(研究生除く)
企業所属 学校・官公庁職員・研究生
主催・共催会員 [*1] 18,000円 14,000円 8,000円
会員以外 28,000円 21,000円 15,000円
本会シニア会員 [*2] 10,000円(66歳以上の有機合成化学協会・個人会員)

※受講テキスト(各講師資料、PDFファイル)を開催1週間前頃に事前配布します。
*1) 本会法人会員所属の社員を含みます
*2) 66歳以上の有機合成化学協会・個人会員

送金方法

    • 郵便振替( 00100-1-157690 )
    • 銀行振込(みずほ銀行神田支店普通預金 NO.1620638 ・公益社団法人有機合成化学協会)
      ※カナ表記は シャ)ユウキゴウセイカガクキョウカイ です
    • 参加登録後、速やかにお振込みください。
    • 振込手数料は、ご負担くださいますようお願い致します。
    • なお、受講テキストの配布以降にキャンセルを申し出られても受講料のご返金ができかねますのでご注意下さい。
  • ご請求書・領収書をご希望の方は、参加申込フォーム「備考欄」へその旨ご記入ください。

申込先・問合せ先

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5
  • 公益社団法人有機合成化学協会「講習会係」
  • TEL.03-3292-7621 FAX.03-3292-7622
  • e-mail:syn.org.chem@tokyo.email.ne.jp