イベント - 協会本部 –
【研究部会員限定】「ニューモダリティと有機合成化学」 第6回勉強会<オンライン> 終了しました
- 日時
- 2021年12月22日(水)14:00~16:50
- 場所
- 方 法: Zoomによるウェビナー形式(※研究部会員限定)
- 主催
- 有機合成化学協会
※本勉強会は「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会員限定です。
※本会の年会費、研究部会年会費のご納入がないとご視聴できません。
※会員資格は2021年1月~12月の一年となります。
プログラム
14:00~14:05 【 開会挨拶 代表幹事 砂塚敏明(北里大学大村智記念研究所教授)】
※各講演50分(質疑応答含)/敬称略
① 14:05~14:55 【座長:幹事 和田 猛(東京理科大学薬学部)】
「AJIPHASE®技術でのオリゴ核酸の大量製造」
(味の素株式会社)高橋 大輔
- 核酸創薬が世界中で注目される中、核酸合成の重要性が高まるばかりである。一本鎖のアンチセンス核酸、オリゴ核酸の二本鎖から成るsiRNAで開発数が増加しており、将来需要に対する供給課題が懸念されている。我々はオリゴ核酸の効率的合成法AJIPHASE®技術を確立し、さらには、酵素的手法を組み合わせたsiRNAの新規製法などにより大量製造を果たしている。オリゴ核酸の供給課題に対しソリューションとなる開発詳細を紹介する。
(※高橋先生はオンライン参加の方のみご視聴可能です)
② 14:55~15:45 【座長:幹事 和田 猛(東京理科大学薬学部)】
「糖タンパク質の精密合成を利用するN型糖鎖の機能解明」
(大阪大学大学院理学研究科教授)梶原 康宏
- 糖鎖が結合した糖タンパク質は、サイトカインをはじめとする生理活性物質として体内の恒常性を維持するために必要不可欠である。また、糖タンパク質は、それら糖鎖の機能は完全に理解されないまま、抗体、酵素、サイトカインが糖タンパク質製剤として広範に利用されている。我々は、糖タンパク質を精密に化学合成し、それらをプローブとして用いて細胞内外で機能を発現する糖タンパク質のアスパラギン結合型糖鎖(N型糖鎖)の役割を包括的に調べてきた。特に、最近見い出した方法では、N型糖鎖のアスパラギン部位のカルボン酸をチオアシッドとし、そのN末側、C末側に順次2つのペプチド連結することで、4工程で糖タンパク質全長を合成することもできるようになった。本発表では、これら新規合成法に加え、糖鎖がタンパク質間相互作用に与える影響を調べたことについて述べる。
※ 休憩 (約10分)15:45~15:55
③ 15:55~16:45 【座長:幹事 眞鍋史乃(星薬科大学薬学部)】
「次世代抗体開発と物理化学」
(東京大学医科学研究所教授)津本 浩平
- 抗体医薬品開発については、すでに十分な要素技術のもとでプラットフォームが構築できていると指摘されがちであるが、この誤解が、本邦のバイオ医薬に関する現状を導いているといってよい。次世代バイオ医薬品においてさらにその重要性が認識されている抗体工学について、現状を物理化学的アプローチを中心にまとめ、今後を議論したい。
16:45~16:50 【 閉会挨拶 : 幹事 湯本 眞敏(富士フイルム株式会社)】
参加費
無料 ※ただし、2021年度研究部会員限定とさせていただきます
参加申込方法
研究部会員あてにお送りするご案内メールに記載の「Web申込みフォーム」にてお申し込みください。
締め切り:2021年12月15日(水)迄
※キャンセル・またはご登録内容の変更は、12月16日(木)までにお申し出ください。
※Webセミナーへ参加の方は、開催時に質疑を含め録画をおこないますので、登録フォーム内の意思確認に同意のチェックをお願いします。
研究部会員は後日、限定公開の動画でもご視聴いただけます
当日参加できない方のため、期間限定し(一ヶ月)、当日の講義を録画したものを、研究部会員限定で公開予定です。※ただし、高橋先生はオンライン参加のみご視聴可能です。何卒ご了承ください。
開催後の期間限定の動画視聴については、お申し込みは不要です。研究部会員のみなさまを対象に、後日、視聴方法についてご案内を差し上げます。円滑な運営のため、視聴方法選択へのご協力をお願い申し上げます。
問合せ先
- 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5
- 公益社団法人有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」勉強会係
- TEL.03-3292-7621 / FAX.03-3292-7622
- e-mail:syn.org.chemtokyo.email.ne.jp