イベント - 協会本部 –
【研究部会員限定】「AIと有機合成化学」第10回勉強会<ハイブリッド形式> 終了しました
- 日時
- 2022年12月22日(木) 13:30~16:30
- 場所
- 会場:ワイム貸会議室お茶の水 Room B (東京都千代田区神田駿河台2-1-20お茶の水ユニオンビル4F /TEL 0120-311-104)〔交通〕JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅 御茶ノ水橋口 徒歩2分
- 主催
- 有機合成化学協会 「AIと有機合成化学」研究部会
テーマ:「合成反応開発の新手法」
今回の勉強会では、二名の先生をお招きし、有機合成反応の開発へDXを活用した新手法を適用し、開発を高速化、効率化する事例をご紹介いただきます。
部会員の皆様においても、反応予測や反応条件の最適化は、日々判断を迫られる課題かと思います。こういった課題に対する、「経験、直感」ではない新たなアプローチをご紹介いただきます。
また、今回の勉強会は、対面-zoomハイブリッド形式で開催することといたしました。講師の先生方にも会場へおいでいただき、ご講演に加え、現地での交流会も企画しています。
多数の部会員の方々のご参加をお待ち申し上げます。
[第10回勉強会企画担当]:大野 充((株)ダイセル)、大森 建(東工大理)、二村 恵朗(富士フイルム(株))
プログラム
13:00~13:30 参加者受付
13:30-13:35 開会の挨拶と趣旨説明
【大野 充(「AIと有機合成化学」研究部会代表幹事/株式会社ダイセル)】
〔各講演60分、質疑応答含む〕
13:35-14:35 講演(1)〔座長:二村 恵朗(部会幹事、富士フイルム(株))〕
滝澤 忍 先生(大阪大学産業科学研究所 准教授)
「最少学習データによるデータ駆動型精密有機合成:反応開発を加速する機械学習ベイズ最適化による反応条件最良化」
精密有機合成反応開発において効率的かつ高収率にて目的化合物を合成するためには、反応条件を網羅的に探索し、最適化する必要がある。しかしながら、反応パラメータ数が多くなるとその探索は指数関数的に増加し、熟練合成化学者の経験に基づく逐次網羅的スクリーニングでも多大な時間・労力・資源・エネルギー・経済的コストを要する。本セミナーでは、最近我々が展開しているベイズ最適化による多次元パラレル探索を基軸とする最少実験試行数での反応条件最良化について紹介する。
14:45~15:45 講演(2)〔座長:大野 充(部会代表幹事、(株)ダイセル)〕
前田 理 先生(北海道大学大学院理学研究院 教授)
「量子化学計算に基づく化学反応の予測」
量子化学計算に基づく化学反応の予測は、ポテンシャルエネルギー曲面を調べることにより、原理的には可能である。しかしながら、20原子以上が関与する場合には、反応パターンの組み合わせ爆発の問題から、非常に最近まで実質不可能であった。我々は、網羅的な反応経路自動探索法と簡便な速度解析法を開発し、これらを組み合わせることでこの問題を解決した。本講演では、その概要、数値的な検証、および、実際の反応開発への展開について解説する。
15:50~16:20 情報交換・交流会
会場での参加者全員(講師+部会員+部会幹事)による情報交換・交流の時間(同会場にて、飲食なし)
16:20-16:25 閉会の挨拶および連絡 【大野 充(AIと有機合成化学研究部会代表幹事)】
参加対象:「AIと有機合成化学」研究部会員限定
個人部会員 および 法人部会員(各社1口あたり3名まで)に限定
開催方式
会場(対面)およびオンライン(Zoom)配信のハイブリッド形式
※オンライン配信は講演2件と質疑応答までとなります。
定員
会場、オンライン合わせて120名(予定)
※ただし、現地参加のご希望状況によっては、現地参加人数の調整をお願いする可能性がございます。
参加申込
研究部会員あてにお送りするご案内メールに記載の「Web申込みフォーム」にてお申し込みください。
締め切り:12月16日(金)
※部会員限定、期間限定(1か月間を予定)で、講演と質疑応答の録画を配信予定です。
※勉強会および、後日配信の動画の録画録音、画面のキャプチャ、勉強会および動画URLの無断共有は固く禁止させていただきます。
☆本勉強会のお申込みには「AIと有機合成研究部会」のご入会と年会費のご納入が必要となります。
(※)法人部会員様1口でオンライン参加および開催後の視聴を含めてトータルで3名までとなります
ご入会をご希望の方はこちらから(会員資格は2022年1月~12月の一年となります)
お問い合わせ:「AIと有機合成化学」研究部会 事務局あて
e-mail : syn.org.chem@tokyo.email.ne.jp