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【研究部会員限定】「ニューモダリティと有機合成化学」 第9回勉強会  終了しました

日時
2023年9月29日(金) 14:00~18:45 定員:100名
場所
会場:連合会館 203会議室(※オンライン配信はありません)
主催
有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会

創薬の世界でモダリティの多様化が進む中で、新しいモダリティの創出・展開に有機合成化学が多面的に重要な役割を果たしています。今回の勉強会では、各種モダリティにおける新展開として注目されている革新技術に焦点をあて3名の講師の先生方をお招きし、「糖鎖修飾抗体の創製」、「天然物によるPPI制御」、「コバレントドラッグの創薬」についてご講演頂きます。またプログラムの最後には講師の先生方を囲んだ交流・情報交換の時間を設けました。名刺交換していただくなどネットワーキングの機会としてご活用ください。
研究部会員の皆様のご参加をお待ちしております。
 

第9回勉強会・世話人:
土井隆行(東北大学)、藤本ゆかり(慶應義塾大学)、田上克也(エーザイ)、湯本眞敏(富士フイルム)

プログラム

司会: 土井 隆行(研究部会幹事、東北大院薬)

14:00~14:05【 開会挨拶  研究部会代表幹事 砂塚敏明(北里大学大村智記念研究所 所長・教授)】

※各講演50分(質疑応答含)/敬称略
① 14:05~14:55【座長:田上 克也(研究部会幹事、エーザイ(株))】

有機合成化学の矜持で生体高分子を修飾する」
眞鍋 史乃(星薬科大学・東北大学大学院薬学研究科 教授)

  • 抗体は医薬品においての存在感が増している。抗体はFc部分に普遍的にN-結合型糖鎖をもつ。有機化学、糖化学により抗体糖鎖部分を修飾することで、より機能が高い抗体の作製を試みている。我々の糖鎖連結抗体・薬物複合体や網羅的糖鎖改変を例として、有機化学が生体高分子に切り込み、高付加価値を持つ化合物を創成できることを示す。併せて、近年国家戦略として振興されつつあるα線療法について、211At 付加抗体を例に紹介する。

② 15:00~15:50 【座長:藤本 ゆかり(研究部会幹事、慶大理工)】

「天然植物毒によるリン酸化依存的な蛋白質間相互作用の操作」
大神田 淳子(信州大学学術研究院(農学系) 教授)

  • 天然変性蛋白質領域(IDR)の構造変化は、細胞内の可逆的な相分離を誘導しストレス応答の調節に関わることが知られている。IDRの翻訳後修飾依存的な弱い蛋白質間相互作用(PPI)を阻害または安定化する有機化合物には、ストレス応答シグナルの解明に向けた化学ツールとしての役割が期待される。私たちは、リン酸化IDRと14-3-3たんぱく質のPPIを亢進する天然植物毒フシコクシン(FC)の構造活性相関を検証した結果、癌細胞に対する増殖阻害活性の作用機序がmRNA翻訳抑制複合体の安定化に基づくことを明らかにし、細胞のストレス応答において14-3-3が重要な役割を担うことを示唆する結果を得た。本セミナーでは生物学的検証を含めた詳細を紹介したい。

③ 16:00~16:50【座長:湯本 眞敏(研究部会幹事、富士フイルム(株))】

「In vivo有機化学のケミカルバイオロジーで拓くコバレントドラッグ創薬」
王子田 彰夫(九州大学大学院薬学研究院 教授)

  • コバレントドラッグは、タンパク質と共有結合を形成することで、持続的かつ強力な薬効を発揮する。これまでに我々は、標的タンパク質のシステイン残基との選択的な反応を可能とするα-クロロフルオロアセタミド基 (CFA)やビシクロブタン(BCB) などを見出して、癌や感染症治療を目指したコバレントドラッグの開発を行なってきた。また近年では、標的タンパク質のリジン残基と選択的に共有結合を形成できる新たな反応基の開発を進めている。本発表では、これらの生体内反応化学のケミカルバイロジー研究と創薬開発応用について紹介する。

(徒歩で会場移動)

交流・情報交換会 17:15~18:45

全員(講師+部会員+部会幹事)による交流・情報交換の時間(懇親会、飲食あり)。
参加費: 一人3,000円

18:45~【 閉会挨拶 土井 隆行(研究部会幹事、東北大院薬)】

参加対象

本勉強会は「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会員(※)限定です。
※)個人部会員、および法人部会員に所属する方(法人部会員1口あたり3名まで)
(本会年会費及び、研究部会費の未納がある場合は、ご参加いただけませんのでご注意ください。)

研究部会への入会は随時受付中です。こちらをご参照ください

参加費

部会員(個人、法人)は勉強会参加無料 (但し、協会年会費や研究部会費の未納がないこと)
※交流・情報交換会の参加費は、一人3,000円(当日会場でお支払いください)
会場の都合で人数上限があり、早い段階で受付終了とさせていただく可能性があります。 お早目にお申込みをお願いいたします。

会場

連合会館 203会議室(※オンライン配信はありません)
(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
〔交通〕東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」B3出口すぐ、 同・丸ノ内線「淡路町」駅から徒歩5分、都営地下鉄新宿線「小川町」駅から徒歩3分、 JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅から徒歩5分

参加申込方法

研究部会員の登録アドレス宛てにお送りするメールに、「Web申込みフォーム」のURLリンクを記載します。そちらからお申込みください。
締め切り:2023年9月25日(月)【延長しました】
※ただし、定員に達し次第締め切りとさせていただきます。
※キャンセル・またはご登録内容の変更は、9月25日(月)までにお申し出ください。

お問合せ

  • 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館 内
  • 公益社団法人有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」勉強会係
  • TEL.03-3292-7621 / FAX.03-3292-7622
  • e-mail:ssocj.or.jp