イベント - 協会本部 –
「ニューモダリティと有機合成化学」第3回 公開講演会 終了しました
- 日時
- 2024年5月21日(火) 13:15~19:00
- 場所
- 大阪科学技術センター 中ホール
[交通] Osaka Metro四つ橋線本町駅下車徒歩5分、または、Osaka Metro御堂筋線本町駅下車徒歩8分
アクセス詳細はこちら
- 主催
- 主催: 有機合成化学協会、有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会
共催: 日本化学会、日本薬学会 / 協賛: 近畿化学協会 / 後援: 日本農芸化学会
プログラム
第Ⅰ部(講演会)
※各講演時間には質疑応答時間を含む・敬称略
13:15~13:20 | 開会挨拶 砂塚 敏明(「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会代表幹事、北里大大村研) |
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13:20~14:20 | 講演(1) 「生体内合成化学治療」 田中 克典(東京工業大学物質理工学院 教授/理化学研究所開拓研究本部 主任研究員)疾患現地で薬剤を合成し、その場で治療できれば、これまで副作用のために使用できなかった分子を見直すことができる。私達は、体内の特定のがんに触媒や原料を送り込むとともに、がんで高濃度で発生している分子を原料として有効活用することで、望むがんで複雑な骨格を持つ薬剤を合成して、副作用なく治療することに成功した。一部の研究は治験にも進んでいる。「生体内合成化学治療」は創薬や生物活性物質の開拓におけるルネッサンスであり、10年後に活躍する未来のモダリティーである。 |
14:25~15:05 | 講演(2) 「ペプチド-薬物複合体の新展開と有機合成化学の貢献」 舛屋 圭一(ペプチドリーム(株) 取締役副社長COO)ペプチドリームは、一般的なペプチド創薬に加えて、過去数年にわたりペプチド-薬物複合体(PDC)の研究開発にもフォーカスしてきた。ADCと類似したアプローチだと言われることもあるが、その特徴はいくつも異なる点が有り、また優れている点が多いことも分かってきている。 本講演では、ペプチドリームが手がけるPDCの紹介と、種々のPDCを成功させるために必要となる有機合成的アプローチのいくつかをご紹介できればと考えています。 |
15:05~15:30 | 企業からの紹介 および 休憩 ※参加予定企業[五十音順]: (株)ジーンデザイン、東京化成工業(株) 、富士フイルム和光純薬(株)、渡辺化学工業(株) |
15:30~16:10 | 講演(3) 「バイオマテリアルの定義と今後の可能性について考える」 田畑 泰彦(京都大学大学院医学研究科 特任教授)バイオマテリアルとは、体内で使用する、あるいは細胞や体内成分(タンパク質や核酸など)、細菌、ウイルスと触れて使用する材料であり、バイオマテリアルがカバーする守備範囲はきわめて大きくなっている。これまでの人工臓器(医療デバイス)やドラッグデリバリーシステム(DDS)に代表される領域だけに限らず、再生医療などの革新的な医療あるいは細胞培養や創薬などを支える重要な技術と方法論を与える研究領域として捉えられる。本講演ではバイオマテリアルの定義と今後の可能性について考えたい。 |
16:15~17:15 | 講演(4) 「mRNA関連創薬の理論と実際」 中村 慎吾((株)Veritas In Silico 代表取締役社長)RNAに対する創薬の歴史は長い。mRNAワクチンといったmRNA自体を医薬品とする方法論も実用化された。加えて近年のmRNA構造に対する急速な理解の高まりにつれて、mRNA上の標的構造に対し、実験的スクリーニング法などを使って低分子化合物を取得し、最適化を経て医薬品とする方法論 「mRNA標的低分子創薬」 に到達しつつある。ここで、当社が保有する技術プラットフォーム ibVIS® を例にとり、古くて新しい核酸医薬、新しいクラスの低分子創薬、およびRNA創薬の理論と実際を、医薬品製造の観点を交えながらご紹介する。 |
第Ⅱ部 (情報交換会)
17:30~19:00 | 交流会 会場:7Fレストラン |
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参加費
区分 | 参加費 | ||
第Ⅰ部 | 第Ⅱ部 | ||
一般 | ニューモダリティ研究部会員(個人部会員・企業所属、 法人部会員) | 4,000円 | 5,000円 |
ニューモダリティ研究部会員(アカデミア所属) | 2,000円 | ||
有機合成化学協会会員[*1](企業所属) | 5,000円 | ||
有機合成化学協会会員[*1] (アカデミア所属等[企業所属以外の方]) | 3,000円 | ||
会員外 [*2] | 15,000円 | ||
学生 | (本協会学生会員、会員外とも) | 無料 | 1,000円 |
*1) 本協会の個人会員(一般、シニア、永年、名誉)、および、本協会法人会員の企業等にご所属の方
*2) 共催学会個人会員の方は、本協会会員と参加費同額といたします。
参加募集定員
120名程度(講演会)、80名程度(情報交換会、先着順)
参加申込
以下の専用フォームよりお申込みください。
申込締切:5月15日(水)
お問合せ
- 有機合成化学協会・事務局
- TEL: 03-3292-7621
- e-mail: ssocj-event@ssocj.or.jp