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【研究部会員限定】「ニューモダリティと有機合成化学」 第11回勉強会  終了しました

日時
2024年7月23日(火) 14:00~18:45 定員:50名
場所
化学会館会議室5AB
〔交通〕JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅 御茶ノ水橋口から徒歩3分
※オンライン配信はありません
主催
有機合成化学協会「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会

創薬の世界は日々進化し、さまざまなモダリティが生まれています。その中で、有機合成化学が新たなモダリティの創出・展開において、多角的かつ重要な役割を果たしています。今回の勉強会では、注目の革新技術をテーマに、3名の講師の先生方をお招きし、「光ゲノム編集」、「機能性人工核酸」、「細胞膜透過能生体中分子」についてご講演頂きます。またプログラムの最後には講師の先生方を囲んだ交流・情報交換の時間も設けました。名刺交換など、有意義なネットワーキングの機会としてご活用ください。研究部会員の皆様のご参加をお待ちしております。

第11回勉強会・担当幹事(五十音順):
井上将行(東大院薬)、神子島佳子(第一三共)、櫻井香里(東農工大院工)、笹子滋正(日産化学)、長澤和夫(東農工大院工)、中村浩之(東工大化生研)

プログラム ※各講演50分(質疑応答含)/敬称略

司会: 神子島佳子(研究部会幹事、第一三共(株))

14:00~14:05 開会挨拶 : 長澤 和夫(研究部会幹事、東京農工大学)

14:05~14:55 講演(1) [座長] 中村 浩之(研究部会幹事、東京工業大学科学技術創成研究院)

山吉 麻子 先生(東京工業大学生命理工学院 教授)
「光ゲノム編集を可能とする人工核酸の開発と物質共生」

近年、ゲノム配列を人為的に操作できる「ゲノム編集技術」による遺伝子操作法が注目を集めている。しかしながら、現行のゲノム編集技術では、ヒトに存在しない「細菌由来のDNA切断酵素」を細胞内へ導入しなければならないなど、様々な課題が残されている。我々の研究グループでは、細菌由来のDNA切断酵素を「用いない」、新しい光ゲノム編集技術の開発に取り組んでおり、本講演ではその最新の研究成果について紹介する。また近年、我々が取り組んでいる「物質共生(マテリアルと生体との共生状態)」に関する研究成果についても併せて報告する。

15:00~15:50 講演(2) [座長] 笹子 滋正(研究部会幹事、日産化学(株))

小比賀 聡 先生(大阪大学大学院薬学研究科 教授)
「機能性人工核酸の開発と核酸医薬研究への応用」

近年、低分子医薬品や抗体医薬品に続く新たな創薬モダリティとして核酸医薬に大きな期待が寄せられている。従来の医薬品の多くは、疾病に関わるタンパク質に作用し、その機能を阻害することで薬効を発揮するが、核酸医薬の標的は疾患に関わる遺伝子のpre-mRNAやmRNA等である。従来の医薬品とは作用機序が大きく異なることから、核酸医薬はこれまで治療薬開発が進んでこなかった難治性疾患に対する新たな治療法となる可能性がある。
本講演では、核酸医薬の構造的特徴や作用機序、最近の開発動向について概説するとともに、我々が最近開発を進めている新たな人工核酸分子の設計コンセプトや合成、さらには核酸医薬研究への応用事例について紹介したい。

16:00~16:50 講演(3) [座長] 井上 将行(研究部会幹事、東京大学大学院薬学系研究科)

山東 信介 先生(東京大学大学院工学系研究科 教授)
「受動的細胞膜透過能をもつ生体中分子のデザイン(に向けた試行錯誤)」

ペプチドに代表される生体中分子を用いた細胞機能制御が注目されるにつれ、これら生体中分子の受動的細胞膜透過の低さが実応用における大きな課題となっている。本講演では、ペプチドを中心に、脂質二分子膜を用いた受動的細胞膜透過アッセイ系の構築とシクロスポリンを中心とする細胞膜透過ペプチド分子のメカニズムの理解に向けた研究に加え、高い膜透過能をもつ人工ペプチドリガンドのデザインに関する試行錯誤について有機化学的観点から発表したい。

【徒歩で会場移動】

17:10~18:40 交流・情報交換会

全員(講師+部会員+部会幹事)による交流・情報交換の時間(参加費ひとり2,000円)
会場: 明治大学アカデミーコモン1F「カフェパンセ」(講演会場すぐそば)

18:45 閉会挨拶

 

参加対象

本勉強会は「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会員(※)限定です。
※個人部会員、および法人部会員に所属する方(法人部会員1口あたり3名まで)

研究部会への入会は随時受付中です。こちらをご参照ください

参加費

部会員(個人、法人)は勉強会参加無料
懇親会の参加費は、一人2,000円(当日勉強会会場受付でお支払いください)

参加申込方法

研究部会員の登録アドレス宛てにお送りするメールに、「Web申込みフォーム」のURLリンクを記載します。そちらからお申込みください。
締め切り:2024年7月16日(火)

お問合せ

  • 有機合成化学協会 「ニューモダリティと有機合成化学」研究部会 事務局
  • TEL 03-3292-7621、Email:ssocj-event@ssocj.or.jp